バッテリーを調べる

「エラーが発生しました。リセットしてください。」と出る問題に関して、
似たような症例がないかネット上で探してみたところ、こういう情報を見つけました。

SHARPパソコン X68000 EXPERT-HDのバックアップ電池交換
缶コーラ様のページです。

現役で使われていて、ある日、このエラーが出るようになって、バックアップバッテリー交換で
修理された、という記録です。機種がEXPERTだそうなので、ACE-HDと事情が違うかもしれませんが、
こちらを参考に調べてみたいと思います。

バックアップ電池を確認

バックアップ電池は底面ユニット基板に載っています。
外観はこちら、型番は「GB50H−3」と書いてあります。

負極周辺から基板にかけて、腐食しているようにも見えます。

公称電圧が3.6Vということらしいので、基板の電池にテスタを当ててみたところ、
なんと、0.86Vしか出ていません。
(と言うべきか、少し通電している間にこれだけ充電された、ということかもしれません。)

もしかしたら、あきらめずにもっと充電したら復活するのかも、と一瞬思いましたが、
もうかなり古いニッカド電池ですし、なにより、負極周辺の腐食が気がかりなので、
これ以上の充電は避け、撤去することにしました。

バックアップ電池の撤去

電池を取り外すために、底面ユニットから基板を取り外します。
前側電源スイッチ付近の黒ネジと、RS232Cコネクタの固定を兼ねている2本の金ネジを
外すと、基板だけ取り外すことができます。

基板を外したら、はんだ付けしてある電池を取り外します。
熱した半田ごてを電極に当て、少量の糸はんだを溶かすと、基板のはんだもやわらかくなりますので、
その隙にはんだ吸い取り器で抜き取ります。穴が大きいので抜きやすい方だと思います。

なお、電池の足がまげてあるため、引っ張っても簡単には抜けませんが、無理して引っ張ってはいけません。
半田を取りぞのいたら、細身のラジオペンチで足を伸ばしてみたり、電池を揺らしてみたりして、
一本ずつ足を完全に基板と分離します。

撤去したあとは、このような感じです。

負極の傍で、腐食が広がっているところのパターンについては、念のためテスターで導通確認
してみたところ、断線はなかったようです。ただ、短絡があるかまでは調べきれませんでした。

抜いた跡の処理

とりあえず、明らかに経年劣化が進んでいた患部の除去は終わりました。
出来れば、代わりに新品を取り付けたいところなのですが、あいにく準備がありません。

取り外した部品の型番「GB50H-3」で検索すると、既にメーカーもなくなった廃品種らしく、
同等品として「VARTA 3/V80H-074763」という情報が引けました。通販で1200円ぐらいらしいです。

もし、まだ現役のマシンでどうしても修理しないといけない状況なら、
藁にもすがる思いで交換するかもしれませんが、果たしてこれで治るかどうかも怪しいので、
とりあえずは保留しておきたいと思います。

しかし組み立てる前に、もし電池が手に入ったときのことを考えて、
抜いた穴からリード線を出してコネクタを1個作っておきました。

電池の穴は2つですが、黄色の線は、逆流防止用のダイオードを通してプラス側につながるように
してみました。EXPERTのように、蓄電池じゃない一次電池を試せるようにするためです。

組み立てて起動してみると

劣化したバックアップ電池を撤去した状態で試しに組み立てなおして電源を入れてみました。

結果は、今度はどういうわけか、画面に何も表示されなくなってしまいました。
先ほど付けた端子にCR2032で3.3Vを掛けた状態でも同様でした。

ところが、なんとキーボードを押すと、通常どおり、CAPSキーなどのLEDが反応するようになりました。
また、フロッピーディスクを入れると、一瞬アクセスの赤ランプがつき、程なく吐き出すようにもなりました。

しかし、それもどうやら確実にということでもないらしく、なったりならなかったりな状態です。

残念な結果でしたが、とりあえず腐った電池を取り外せたことを今回の成果として、
次の作業に進みたいと思います。


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