仮想SASIハードディスク構想

壊れてしまったSASIハードディスクの代わりに、仮想ハードディスクを使うという計画の
基本構想は図のようなイメージです。

X68000本体からは、SASI-HDDが繋がっているように見えていて、データ転送が行われたときには、
ホストPC(Windows)からデータを送受する、という、よくある装置エミュレータ方式です。

この方法のメリットは、比較的平易なハードウェア、マイコングラミングで実現しそうなことと、
潤沢なPC側のリソースを活用できることではないでしょうか。

PC側の話

管理人のようなアマチュア工作でこうした機器を作るためには、いくつかハードルはあります。

とりわけ厄介で、この構想の実現に引っかかっていたのが、Windows PC側とのインタフェースで、
ご存じのとおり、68のようにI/Oポートを叩いてなんでもつなぐ、みたいな文化はありません。

そこで目を付けたのがこちらのアイテムです。

秋月電機通商の「FT245RL USBパラレル変換モジュール」というもので、WindowsのPCにUSBケーブルでつなぐと、
8ビットのパラレル信号を送受信できるというモジュールです。

このモジュールは単なるパラレルポートというだけでなく、マイコン側と適切なハンドシェイクを行うことで
高速に1バイトずつ送受信する用途にも向いています。
具体的には、8ビットのデータピンに加え、
・PCからの着信データがあればLになるRxF出力と、マイコンがデータを読みたいときに使うRD入力
・PCへの送信が可能であればLになるTXE出力と、マイコンがデータを送りたいときに使うWR入力
の4本を使って送受信ができます。

パソコンの側からは、このモードの場合、シリアル通信用のCOMポートとしてアクセスできますので、
Tera Termなどの通信ソフトの他、自作のプログラムからも送受信が可能です。

ちなみに、シリアルポートとしてつなぐならUSB-RS232Cでもよいのですが、このパラレルモジュールを使うと
ボーレートの設定もなく、カタログ上の数値だと最大毎秒300キロバイトも転送できるらしいので、
これを使うことにしました。

マイコンの話

SASIバスと、上のFT245RLモジュールをつなぎ、実際にSASIバス信号に応答する役目にはワンチップマイコンを使います。
マイコンにも種類がたくさんありますが、管理人の場合、技術的に使えるものは前世代のPICマイコンが第一候補になります。
(ここ数年、PICのプログラミングもしていませんが、68000よりは最近触っていますので。)

今回の用途では、USB側もSASI側も多くのデジタル入出力が必要ですので、40ピンタイプのPIC16F877を使います。

なお、今だとPIC16シリーズもエンハンスドミッドレンジタイプのものが出てきていますし、
PIC以外にも候補になるマイコンはいろいろありそうですので、チャレンジされる方は、
それぞれ好きなものを選ぶのがよろしいかと思います。

X68000ACE-HD側の話

もともとついていた内蔵HDDコネクタや本体背面拡張HDDコネクタは、50ピンもあって巨大なので、
底面基板の20ピンコネクタに直接挿して使える構成にしたいと思います。

ここには、その50ピンに変換するカラフルなフラットケーブルが挿してありましたが、
内蔵HDDおよび背面コネクタの取り外しとともに、撤去しておきました。

この端子のピン配置などについては、次の項目で解析結果を報告しようと思います。


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