作業開始時の状態

正月に実家から運び出してきたのは、
・X68000 ACE-HD本体
・付属のキーボード
・付属のマウス
・おそらく付属のディスプレイケーブル
・未開封で放置してあった電脳倶楽部vol.139まで数か月分
です。

システムディスクや、当時使っていたはずのHDD、MOドライブなども
実家に残っていましたが、とりあえず脈があるか確認してからにしようと思います。

モニタをつなぐ

上の構成でお気づきかと思いますが、専用ディスプレイがありません。
当時はテレビも映る純正品を使っていたはずが、確か、落雷の影響で
完全に故障したあと、家電リサイクル法が施行される前に処分した記憶があります。

X68000シリーズでは、水平信号の周波数が31kHzと15kHzのモードを使い分けていて、
ゲームなどで使われる15kHzが映せるRGB入力モニタは貴重だったのですが、
普段使いでの31kHzについては、PC用の一般的なモニタでも映るようです。

ただし、アナログRGB信号の出力コネクタの形については、
PC用のピンは3列15ピンのDサブコネクタですが、X68000側は、
15ピンのDサブですが、15ピンのものです。

持ってきたケーブルでは直接つながりません。

こんなこともあろうかと、こんなものを捨てずに残しておきました。

ネットで調べてみると、PC-9801用のディスプレイ変換コネクタですが、
X68000でも通用するはずです。

こんな感じに間にはさんで使うものです。

PC用モニタは、アナログRGB入力に対応した一般的な液晶ディスプレイです。

電源を入れる

ネットで仕入れた予備知識に、
古い本体の電源部の電解コンデンサは、使用・不使用に関わらず電解液が漏れていることがある
という、恐ろしいものがあります。

安易に通電すると、致命的な故障を誘発するか、感電、火災の危険があるので、
本来は何等かの安全対策を講じた環境で試験通電するか、さもなくば即捨てるべきかもしれません。

しかしながら、結果的には、とりあえず電源を入れてみましたが、
異臭やショートなどの異常や事故は確認できませんでした。
ここで問題があったらこのプロジェクトは自力では無理だとあきらめる覚悟で
ひと思いにやってしまったことなのですが、冷静に考えると大変危険ですので、
ブレイカーなど本体以外で電源を遮断できる状況にするなど、安全対策をお勧めします。

15年ぶりのX68000からのメッセージ

とりあえず結果オーライということで、本体の状態を確認してみます。
背面の主電源スイッチをいれると、いきなりですが、グリーンランプが点灯して
電源ファンが回りだしました。
普通なら、前面スイッチを押してからのはずです。

その後、しばらく様子を見ましたが、グリーンランプがチラチラと繰り返すだけで、
モニタにも何も表示されません。ただ、アナログRGB信号は着信しているらしいことは、
液晶モニタの画面で確認できました。

何度かリセットをしてみましたが(SHIFTキーとかOPT1キーを押しながら)、状況は変わりません。
やはり、もう駄目かとあきらめかけて、試しに本体上部のINTERRUPTスイッチ(NMI)を押してみると、
このように画面に文字が出ました!

「エラーが発生しました。リセットしてください。」
という、無機質で何とも虚しいメッセージですが、間違いなくX68000が発したレスポンスです。

このままでは何のエラーだかさっぱりわかりませんが、少なくとも、
マザーボードのCPUは動作しており、ROM内ルーチンを使ってテキストが表示できる程度の
状態であることは確認できました。

これは、「脈あり」と信じたいです。

これからの方針

X68000シリーズは何代かの種類がありましたが、現存していても使っていない方は
案外多くいらっしゃるのではないかと思います。
何かのきっかけで久しぶりに電源を入れてみて、無事に動けばラッキーでしょうが、
管理人と同じように、起動しない場合もあると思います。

筆者の68の場合、幸いまだ、コンピュータとして動作していることがわかりましたので、
分解してみたりしながら、より深くこのマシンを味わってみたいと思います。
同じ時代に68ユーザだった皆様の参考になれば幸いです。


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